ペット薬にもジェネリック薬があります

可愛いペットの具合が悪い、予防接種が必要、となれば獣医に頼る場合が多いと思いますが、保険が効かないペットの診療代金やペット薬はびっくりする程高額になることが多く、重病でなければ獣医に連れて行かなくてもいいかな、と判断が遅れて取り返しのつかないことになってしまうケースがあります。
実は人間の薬と同様に、ペットにもジェネリック薬が存在します。 価格は病院処方の3割から7割程も安く、しかも通信販売で購入できます。そもそもジェネリックとは、新薬の特許期間が過ぎた後に同じ成分で作られた後発品で、一般に正規ブランド品より低価格な場合がほとんどで、 FDAの認証を受けているか否かで信頼の基準にすることもできます。

 

日本の薬事法では、個人が自分で使う目的に限り、法に定められた制限範囲と数量内に限って個人輸入することが認められていますので、例えば毎年のフィラリア対策薬の予防的投与や、一般的な疾病、皮膚炎などのときに、飼い主が用意してあるジェネリック製品で対応してある程度様子を見ることもできます。
ただし、獣医が処方したものでなければ、使用責任はすべて飼い主の自己責任になり、特にジェネリック製品についてはなおさらです。 また、海外の製品なのでパッケージも英語表記であったり、投与量がわかりにくい、飲み合わせで問題が起きる、などのリスクもあります。自分なりによく調べ、事前に獣医に相談することも必要です。